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- ランニングをすると足が太くなるって聞いたけどホント?
- ランニングで足が太くなる原因を知りたい
- 足が太くならないためにはどうすればいいの?
- ランニングで足痩せしたい
こんな疑問をランニングアドバイザーが解決します。
ランニングをすると足が太くなるっていう話をよく聞きますよね。
でもそれって本当なんでしょうか?
結論から先に言うと、正しいランニングフォームを身に付ければ足が太くなることはありません。
なぜなら私の足が細いからです。
正しいランニングフォームでランニングをしているうちに、私の足はみるみる細くなっていきました。
この記事では、ランニングで本当に足が太くなるかを解説するとともに、正しいランニングフォームで足を細くする方法も併せて解説します。
この記事を読めば、ランニングで足が太くなるという都市伝説を論破できますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
ランニングで本当に足が太くなるのか?
冒頭で申し上げた通り、ランニングで足が太くなることはありません。
もし本当にランニングをしていて足が太くなってしまったのであれば、その原因は
- 正しいランニングフォームで走れていない
- 実はランニング以外のことが起因している
この2つが原因であることがほとんどです。
なぜなら、正しいランニングフォームでランニングを10年以上も続けている私の足が細いままだからです。
どうでしょう? 我ながらスリムな足をしていると思います。
41歳なので、見た目的に美しいかは別問題として…
なので、ランニングを続けていて足が太くなっているのであれば、それは正しいランニングフォームで走れていない証拠なのです。
ランニングで足が太くなる原因
先ほど申し上げた通りランニングで足が太くなる原因は
- 正しいランニングフォームで走れていない
- ランニング以外のことが起因している
この2つだけです。
正しいランニングフォームで走れていない
ではなぜ正しいフォームで走れないと足が太くなってしまうのでしょうか?
それは、
ランニングとは、本来カラダ全体を使って走るスポーツである
からなのです。
詳しく解説していきます。
足が太くなってしまうのは、足だけで走っているから
ランニングをしているんだから、足だけで走るのは当然ではないかと思う方もいらっしゃると思います。
しかし、ランニングは全身を使ったスポーツなのです。
あまり難しいことを述べても混乱してしまうのでここでは割愛しますが、ランニングは上半身と下半身が連動して動くことで、足の余計な筋肉を使うことなく走ることができます。
赤ちゃんや小さい子供を見るとよくわかると思います。
ほとんど筋肉が発達していないにも関わらずいつまでも走っていられるのは、上半身の肩甲骨と下半身の骨盤がうまく連動して動いているからなんです。
正しくないランニングフォームで走ると、本来使うべきでないふくらはぎや前ももの筋肉を無理やり使うことになるので、その分筋肉がついてしまい足が太くなるというメカニズムなのです。
上半身と下半身が連動しない訳
ではなぜ上半身と下半身が連動しないのでしょうか?
その原因は、現代の生活とは切っても切り離せない便利な道具が原因となっているのです。
そのものとは、
- ノートパソコン
- スマートフォン
実はこの2つが原因となっているのです。
スマホが姿勢を悪くさせ、ランニングフォームも悪くさせている
みなさん、スマホを見ている時、こんな姿勢になっていませんか?
また、普段のデスクワークをしている時、下のイラストのような姿勢になっていませんか?
このような姿勢を長く続けていると、スマホをさわっていない時も、ノートパソコンで仕事をしていない時も、下のイラストのような姿勢になってしまいます。
ちょっと大げさかもしれませんが、まちを歩いている時に周りを見渡してみてください。
こんな感じの方、残念ながらたくさんいらっしゃいます…
こうなってしまうと、ランニングをする時もこの姿勢のまま走ることになってしまいます。
姿勢が悪いままランニングをするとどうなるか
まずは下記の図を見てください。
姿勢が悪いと①のようになり、重心が後ろに流れてしまうため、そのままでは前に進めません。
そのため、一度前ももを使って体を起こして、②の姿勢まで持っていく必要があります。
姿勢の悪いランナーはこの②⇒①の動作を走るたびに繰り返さないといけないため、前ももの筋肉が不必要に鍛えられ、足が太くなってしまうのです。
正しいランニングフォームで走れていれば、常に①の状態にあります。
この状態は常に重心が前側にあるため、背中の筋肉や後ろもものハムストリングスをうまく使えます。
背中の筋肉が使えると、背骨を通して全身が連動しますので、足の筋肉を必要以上に使うことなく走ることができるというわけです。
姿勢が良くなればランニングフォームは自然とよくなる
これでおわかりいただけたと思いますが、まずは姿勢を良くすることから始めていきましょう。
姿勢が悪いままではどれだけ頑張ってランニングをしても足が細くなっていきません。
姿勢の改善方法とランニングフォームの改善については、後ほど詳しく解説をしていきます。
ランニング以外で足が太くなる原因
ランニングにあると思われていた足が太くなる原因が、実はランニング以外で起こっていた、なんてことも少なくありません。
よくある原因としてあげあられるのが、
足のむくみ
が原因で足が太くなってしまうことです。
特に女性に多く、わたしの奥さんもよくこの症状に悩まされています。
むくみの原因とは
むくみの原因は大きくわけて2つです。
- 血液の循環が悪くなった時
- 塩分を取り過ぎた時
この2つが原因と言われています。
血液の循環が悪くなった時
普段ずっと同じ姿勢のままでいたり、座ったまま長時間デスクワークなどをしていると、血流が悪くなってむくみやすくなります。
女性の方はガードルや締め付けのきつい下着を身に付けることがあると、余計にむくみやすくなります。
塩分を取り過ぎた時
塩分を取り過ぎると、カラダは塩分濃度を一定に保とうとするので、塩分を薄めるためカラダに水分をためこむような動きをします。
夜遅くカップラーメンを食べたりすると翌朝カラダがむくんでいるのは、これが原因となります。
むくみを解消して足が太くなるのを防ごう
むくみを解消する方法としては、
- カラダを温めて血流を促す
- 塩分を取り過ぎない
この2つを心掛けるようにしましょう。
一日中座り続けているような仕事の方は、湯船にゆっくり浸かって足のマッサージをするとむくみが解消します。
後は塩分の取り過ぎに注意です。
特に夜寝る前に食べるのはやめましょう。
足が太くなるばかりではなく、脂肪もため込んでしまいますので、夜食はダイエットにとって天敵です。
正しいランニングフォームを身に付ければ、足は太くなるばかりかみるみる細くなる
前述したとおり、正しいランニングフォームで走ることができれば、上半身と下半身をうまく連動して走ることができます。
カラダ全体でランニングをすることができるので、足だけに負担がかかることがなくなります。
正しいランニングフォームを身に付ければ、足が太くなるということはありません。
むしろ、足にまとわりついていた脂肪が有酸素運動によって燃焼されるので、引き締まった足を手に入れることができるのです!
まずは姿勢を良くしよう
そのためにも、まずは普段の姿勢を良くすることから始めましょう。
ポイントは3つです。
- スマホを見るときの姿勢に気を付ける
- ノートPCのキーボードは使わない
- 寝る前にストレッチをする
詳しく解説していきます。
スマホを見るときはスマホを目線の高さまで上げる
これがスマホを見るときの正しい姿勢です。
この画像は福井県の鍼灸院さんの画像をお借りしています。
スマホを見るときは、この姿勢を常に取るように気を付けてください。
これができるだけで首にかかる負担がたいぶ違ってきます。
ノートPCは外付けモニターや外付けキーボードを使う
ノートPCも姿勢を悪くする大きな原因の1つです。
極力PCのキーボードは使わず、外付けのキーボードを付けてください。
また、在宅でお仕事をしている方は、外付けのモニターに切り替えるとより姿勢の悪化を防ぐことができます。
外付けキーボードは、腕がつかれにくく自然な姿勢で打つことができる「エルゴノミクスキーボード」というものがとてもおすすめです。
わたしも毎日利用していますが、手首から肩にかけての疲れが今までとは全く違います。
普通のキーボードより少し値段が張りますが、健康はお金に換えられないと思えば安いものだと思います。
寝る前にストレッチをする
前述した2つは、これ以上悪くならない現状維持のための対策で、それだけでは姿勢は今以上に良くはなりません。
現状より姿勢を良くしたいのであれば、ストレッチなどでカラダ中の筋肉を緩めることが必要です。
ストレッチの仕方は色々なやり方があるので自分のやりやすい方法で構いません。
おすすめは、わたしが以前通っていた東京青山の整体院「仲野整体」の仲野先生が出されている本です。
ほとんどがイラストで読みやすく、とても参考になったので、リンクを貼っておきます。
正しいランニングフォームを身に付ける
正しい姿勢が身に付いたら、後は正しいランニングフォームを身に付ければ、足はみるみる細くなっていきます。
わたしも正しいランニングフォームで走れるようになってから半年ほどで今の足の細さになりました。
正しいランニングフォームは、身に付けるものではありません。
距離を踏む中で、勝手に身に付くものです。
正しい姿勢さえ身についてしまえば、後は時間と距離が解決してくれます。
気付いたら正しいランニングフォームで走れるようになっているはずです。
1つだけコツをあげるとすると、
足ではなく、背中で走ることを意識する
ということです。
肩甲骨周りが滑らかに稼働していることをイメージしながら、お尻の筋肉にしっかり力が入っていることを意識するといいでしょう。
普段の姿勢に気を付ければ、ランニングで足は太くならない
現代はスマートフォンやタブレット、ノートPCがないと生きていけない時代となりました。
便利な反面、カラダに及ぼす悪影響も副作用としてあることを覚えてもらえればと思います。
普段の姿勢に気をつけて、毎日ストレッチでカラダの筋肉を緩めながらランニングをすれば、足だけではなく全身がシェイプアップされ、引き締まったカラダを手に入れることができます。
まずは、スマホを見る姿勢を気を付けることから始めてみてください。
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