- ランニングの資格にはどんな種類があるの?
- ランニングの資格試験の難易度を教えて欲しい
- 受験料は高いの?
- おすすめのランニングの資格を教えて欲しい
- ランニングの資格に合格すると仕事がもらえる?
そんな悩みを、ランニングアドバイザーの資格試験に合格した私がお答えします。
この記事を最後まで読んでもらえれば、
- ランニングの資格の種類と受験方法がわかる
- 各試験の受験料・日程が分かる
- おすすめのランニングの資格がわかる
- 合格すると仕事がもらえるかどうかがわかる
以上4点が明確になります。
わたしは実際に、ランニングアドバイザーの資格試験を2020年11月に受験し、合格しました。
ランニングアドバイザー養成講座を受講したときの様子を詳しくお話しすると同時に、検定試験の難易度についてもあわせてお話しします。
さらに、ランニングアドバイザー以外の資格についての情報もあわせてお伝えします。
ぜひ最後まで読んでみてください。
ランニングに関する資格について
ランニングやスポーツにまつわる資格には、大きく分けて次の2種類があります。
・公的資格
・民間資格
公的資格・民間資格とは
そもそも
- 公的資格
- 民間資格
とはどういう意味なのでしょうか? 気になったので調べてみました。
公的資格とは
- 各地商工会議所が主催する検定試験
- 省庁から通達により後援を受けている検定試験
- 公益法人が法律とは無関係に実施している検定試験
- 地方自治体が法律と無関係に実施している検定試験
上記のように、何らかの理由により公的性質を帯びているが、国家資格でないものを指すそうです。
民間資格とは
- 民間団体や個人等が、自由に設定でき、独自の審査基準を設けて任意で与える資格
法令で定められているわけではないので、資格の認定方法から受験料まで多岐にわたり、資格の価値が担保されるものからそうでないものまで、様々な資格が存在しています。
ランニング系の公的資格・民間資格はどんなものがあるか
ランニングの公的資格
公的資格については、残念ながらランニングに特化したものは、2021年現在では存在しません。
公益財団法人「日本スポーツ協会」が認定している
- 公認スポーツ指導者
- ジュニアスポーツ指導員
- スポーツプログラマー
- フィットネストレーナー
このようにランニングに特化していない、スポーツ全体の公的資格は多数存在しています。
子供を指導する立場の方であれば、場合によっては必須の資格となるようです。
私の奥さんは、子供に新体操を教えているので、このリストにある
「公認スポーツ指導者」
の資格を持っています。
講座のテキストを少し見させてもらいましたが、テキストの内容で、ランニングについて具体的に記載がある箇所はありませんでした。
ランニングの民間資格
民間資格では、主に5つの団体が資格検定を実施しています。
- 日本ランニング協会
⇒ランニングアドバイザー - 日本ランニングトレーナー協会
⇒ランニングトレーナー - 日本ライフタイムスポーツ協会
⇒ジョギングインストラクター2級 - アールビーズスポーツ財団
⇒ランニングマイスター - 日本スロージョギング協会
⇒スロージョギングベーシック資格
- 検定料:58,000円(税込み)
- 受講期間:2日間
- 受講スケジュール:隔月
- 検定料:168,000円(税込み)
- 受講期間:744分(動画収録時間)
- オンライン学習&オンライン受験
- 受講スケジュール:いつでもOK
- 検定料:54,000円(税込み)
- 受講期間:2日間
- 受講スケジュール:毎月
- 検定料:60,500円(税込み)
- 受講期間:2日間
- 受講スケジュール:不定期
- 検定料:13,000円(税込み)
- 受講期間:1日間
- 受講スケジュール:年2回(東京)
この5つの中で、わたしは「ランニングアドバイザー」の資格を取ることに決めました。
ランニングアドバイザーを受験しようと決めた理由
私がランニングの資格を取ろうと思ったきっかけは、
・ブログのプロフィールに権威を持たせたい
・自分のランニングクラブを作りたい
この2つが主な理由でした。
正直なところ、民間の資格なのでプロフィールに乗せる「肩書」や「経歴」は、どの検定もそこまで大きな差はないと思いました。
決めたポイントは、自分でクラブを運営する時に、必要な知識と経験が身に付けられるかどうかでした。
そう考えた時、ランニングアドバイザーの検定は、以下の点で私にとって最適な検定だと思い、受験を決めました。
・実技講義があること
・魅力的な講師の講義がある
・多くの方が受験している
1つずつ理由を紹介していきます。
実技講義があること
最初に資格を取ろうと思った時は、自分の好きなタイミングで受講できる、オンライン受験も魅力的だと思いました。
しかしよくよく考えると、オンラインで教わったことを、そのまま他人に教えることができるかというと、少し疑問に思うところがありました。
やはりその場で指導を受けた方が、
「知識」だけでなく「経験」
として他人に伝えられると思います。
魅力的な講義をしてくれる講師がいる
これも資格を取る上で重要視していた項目でした。
テキストさえあれば誰がやっても同じような講義では、聞いても意味がありません。
その点、ランニングアドバイザーの講義では、とてもおもしろい話をしてくれる講師に講義をしてもらうことができました。
その方こそ、園原健弘さんです。
- バルセロナオリンピック50km競歩代表
- 明治大学競争部監督
- 箱根駅伝2回出場
- 日本ランニング協会マスターインストラクター
ランニングアドバイザーを受験しようと思った時に、講師のお話がとてもおもしろいとの口コミがありました。
調べたところ、園原健弘さんだとわかり、早速ググってブログを発見しました。
書いてある記事がウィットに富んでとてもおもしろく、これは絶対楽しい講義だろうな~と思い、その時点でランニングアドバイザーを受験しようと決めました。
多くの方が受験している
これも大事な要素だと思います。
当日の受講人数も20人以上と多く、年間6回行われているので、少なくとも毎年120人の方がこの資格をとっていることになります。
有資格者が少ない方が希少価値があっていいという方もいますが、それはその資格自体の難易度が高い場合に限ると思います。
やはり同等の資格であれば、より幅広く知られている資格を取得した方が今後に生きると思います。
ランニングアドバイザーは、著名人や芸能人の方がとても多く受けており、その点での知名度は、他のランニング系資格よりは高いと思っています。
ランニングアドバイザーに合格すると仕事がもらえるか
ランニングアドバイザーに合格することで仕事の依頼がくるかというと、そういうことはないようです。
私がランニングアドバイザーを受講した日に、皆さんの自己紹介を聞いたところ
- スポーツジムトレーナー
- 治療院スタッフ
- スポーツ用品販売スタッフ
といった職業の方が圧倒的に多かったです。
ランニングアドバイザーの資格を持つことで、今の仕事に活かして行きたいとみなさん語っていました。
直接仕事をもらうことはできませんが、ランンイングアドバイザーの上級資格である、
ランニングインストラクター
の資格を取得することで、日本ランニング協会認定のイベントを開催することができます。
協会認定のイベントなら、ランナーの方も安心して参加することができますよね。
ランニングアドバイザー養成講座の受講内容について
ランニングアドバイザー養成講座は、3部構成+検定試験という構成の講座になっています。
- 第1部:園原健弘さんによる座学講義
- 第2部:園原健弘さんによる実技指導
- 第3部:救急救命士による心肺蘇生法やAEDの使用方法
- 受講後:検定試験
園原健弘さんによる座学講座
詳細をお伝えすることはできませんが、講座の申し込みをすると送られてくるテキストをベースに、講座が進んでいきます。
園原健弘さんが監督を務める、明治大学競争部で行っている最新のトレーニング理論のお話や、自身が経営をしているフィットネスクラブでの指導方法など、園原さんの経験に基づいた話を聞くことができます。
口コミで聞いていた通り、とてもおもしろい話が聞けました。
おもしろいだけではなく、非常にロジカルに話されており、数値や実績に基づいた理論の展開で、聞いていて自然と頭に入ってくる内容になっています。
園原健弘さんによる実技指導
実際に他人に指導することを念頭に置いた実技指導が行われます。
- 正しい歩き方
- 楽に走るためのコンディショントレーニング
- 楽に走るためのドリル
- ケガを予防するストレッチ
正しく走るには正しく歩くことから
さすが元オリンピック競歩50km代表の園原健弘さん。
正しい歩き方をロジカルに伝えるだけではなく、実際に歩いて見せてくれます。
その歩形のなんと美しいこと。
めちゃくちゃ参考になりました。
トップアスリートの実際の動きを近くで見る機会はなかなかないので、この実技講座を経験できるだけも受ける価値のある資格だと私は思います。
救急救命士による心肺蘇生法とAEDの使い方
実際に自分がランニングクラブを運営する立場に立ったとき、こういった緊急事態に対応する場面が1度や2度はあるでしょう。
そういった時に慌てず対応できるようにするには、訓練しかありません。
ランニングアドバイザーの心肺蘇生講座は、実技が中心です。
繰り返しロールプレイングを行なうことにより、頭ではなく、カラダで覚えていくことができるので、いざと言うときにカラダが自然と反応できるようになると思います。
特にAEDの使い方についてはみっちりロールプレイングを行なうので、しっかりと覚えて帰ることができます。
検定試験
そして最後は検定試験です。
数十問の選択問題と、3つのテーマについて小論文を記入する問題となります。
気になる難易度ですが、講座をしっかりと聞いていれば、確実にわかる問題です。
逆に言えば聞いていないとわかりません。
協会の方も落とすための試験ではないと言っていたので、しっかりと講座の内容を理解して試験に臨みましょう。
ランニングアドバイザーの資格を取れば、人にランニングの楽しさを伝えられるようになる
ランニングアドバイザーの講座で一貫している考え方が、
ランニングの楽しさを伝えられるようになる
ということでした。
- ランニングを楽しむためにはどんなトレーニングをすればいいのか
- ランニングを楽しむために、普段の食事はどうすればいいのか
- ランニングを楽しむために、どんなストレッチをすればいいのか
- ランニングを楽しむために、自分には何ができるか
ランニングを楽しむために必要な知識を身に付け、それを人に伝えられるようになる。
ランニングアドバイザーを受験する1番の価値は、ここにあると思います。
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