空前絶後の人気を獲得した、いわゆる【厚底シューズ】ブーム。
一時はナイキの独壇場でしたが、ここにきて各メーカーも必死に追いついてきています。
そんな活況な厚底シューズブームですが、実は落とし穴が存在しているんです…
厚底シューズは、使い方を間違えてしまうと、怪我をしやすくなってしまったり、マラソンのタイムが頭打ちになる可能性があります。
その理由を解説しますので、ぜひ読んでみてください!
何故、毎日厚底シューズでランニングするのが危険なのか?
何故、毎日厚底シューズでランニングをすることが危険なのでしょうか?
理由はたった一つ。それは、
足裏の感覚が鈍るから
これだけの理由です。
しかし、これには大きな意味が隠されています。
足裏は身体のセンサー
実は、足裏は
身体のセンサーとして、地面の情報を瞬時に脳へ伝える重要な役割を担っています。
もし、その感覚が薄れてしまったらどうなるでしょうか?
身体はバランスを失い、脳は身体の位置関係を理解しにくくなってしまいます。
すると、つまづいたり、転倒のリスクが大きくなってしまいます。
もちろんランニングをする際にも影響が出るでしょう。
ランニングは素早い接地の連続です。
もし、足裏のセンサーが失われた状態で走り続けるとどうなるか?
脳が身体の位置感覚を理解していないので、接地をする際に毎回微妙なズレが生じ、それを補うために足の筋肉は常に負担が掛かることに。
そして誤った接地を繰り返すことで、身体自体に歪みが生じてしまう可能性もあります。
動物の中で、素足でないのは人間のみです。
本来、人間も裸足で地面を歩くように設計されているはずなのです。
裸足で地面に接地することで、身体のバランスを保っていたのです。
なので、厚底になればなるほど、足裏のセンサーは働きにくくなってしまいます。
これが、厚底シューズを毎日履くことの危険性です。
薄底シューズのすすめ
そこで私は、普段のトレーニングシューズとして、薄底シューズをおススメします。
おススメの薄底シューズ
では、実際にどんな薄底シューズを履けば、足裏のセンサー機能が衰えることがないのでしょうか?
私のおススメシューズはこちらです。
このアシックスのソーティーマジックは、かなりの薄底に作られています。
ソーティーマジックと言えば、高校生や実業団選手が、駅伝などの短いレースで使用していた印象があるかと思います。
厚底シューズが流行する前は、こちらの薄底シューズがスタンダードとされていました。
一見、こんな薄いシューズを市民ランナーが履いても大丈夫かと思うかもしれませんが、特に問題はありません。
普段のジョギングを、このソーティーマジックで行なえばいいのです。
始めて履くと、かなりの薄底にびっくりするかもしれません。クッションも、ほぼないです。
その代わりに、地面の反発をダイレクトで感じることができます。
このシューズで、足裏のセンサー機能を研ぎ澄ましてください。
怪我をしない為に、気を付けて欲しい点が1つだけあります。
普段のジョギング時だけ使用する
これを守って履いてください。
特に走り始めて間もないランナーの方は、これを守らないと怪我の原因にもなりますので、気を付けて下さい。
サブ3を達成しているランナーの方でしたら、別に毎日履いても問題ないでしょう。
ちなみに私は、このシューズでフルマラソンのレースにも出場しています。
特に怪我もしたことはありません。
このシューズは、値段も1万円を大きく切っていますし、他のソーティーマジックのモデルと違い、トレーニング用に作られているので、シューズの持ちがとてもいいです。
私は、1足約1000キロほど履いています。
もちろん別の薄底シューズでも問題はありません。自分のお気に入りのシューズがあれば、そちらでも構いません。
ポイントは、足のセンサーを研ぎ澄ますことができるシューズです。
ポイント練習やレースの時は、厚底でも薄底でも、自分の好きなシューズを履けばいいと思います。
あくまでこの薄底シューズは、普段のトレーニングとして利用して頂ければと思います。
シューズにメリハリを付けて、毎日のトレーニングを怪我無く楽しむことができるといいですね。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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