【3年間使用した感想】ForeAthleteガーミン645musicレビュー【スペック&機能】

ガーミンForeAhtlete 645 musicを使用してもう少しで3年が経とうとしています。

3年間ほぼ毎日12時間以上付けてきたので、そろそろレビューをしようと思います。

・これからForeAhtlete 645 musicを買おうと思っている方

・どの機種を買うか迷っている方

・ForeAhtlete 645 musicを買ったけど使い方がイマイチわかっていない方

こんな方に役立つ記事となっております。

記事の前半はスペックと機能のレビューを、記事の後半はForeAhtlete 645 musicを買ってよかった2つのポイントについて書きました。

3年間使ったからこそわかる、ForeAhtlete 645 musicの良いところと悪いところを正直にお伝えします。

この記事を読めば、ForeAhtlete 645 musicの特徴がよく理解でき、機種選びの参考になると思います。

目次

ガーミンForeAhtlete 645 musicのスペックレビュー

ガーミン645music
出典:Amazon

ForeAhtlete 645 musicのスペック表

重量42.2g
ベゼル素材ステインレススチール
レンズ素材化学強化ガラス
防水機能5ATM
バッテリースマートモード:最大7日
GPS+心拍計:14時間
ディスプレイサイズ30.4ミリ
カラー表示
内蔵メモリ200時間のアクティビティ

ForeAhtlete 645 musicは重い?

まずは重量からです。

他のForeAthleteと比較すると、

  • ForeAthlete45⇒ 32g
  • ForeAthlete245music⇒ 38.5g

若干重くはなっていますが、実際にForeathlete45やForeathlete 245 musicを装着して比べても、そんなに重く感じるということはありませんでした。

ForeAhtlete 645 musicのバッテリー性能

続いてはバッテリー性能です。

スペック表では、

  • スマートモード⇒ 7日
  • GPS+心拍計⇒ 14時間

上記のようになっていますが、実際に3年間私が使ってみてどうだったかと言うと

3年使ってわかったバッテリー性能
  • スマートモードだけなら確かに7日近くもつ
  • 30km走では20%の消耗
  • 毎日10kmの朝ランでは10%ほどの消耗
  • フルマラソンは全く心配なし
  • ウルトラマラソンは、タイムによって厳しいかも
  • 音楽再生は45分で25%の消耗

こんな感じでした。

まずはスマートモードですが、一週間ランオフした時に、月曜の朝から金曜日の夜まで通勤時に装着、帰宅時に外すようにしていましたが、問題なく持ちました。

金曜日の夜の時点でバッテリー警告も出ていなかったので、通常のスマートモードならウイークデイ期間は充電なしで軽く持ちそうです。

続いてランニング時ですが、

  • 2時間半の30キロ走⇒20%の消耗
  • 朝ラン50分の10キロ⇒10%の消耗

となりました。

時間や距離に比例してバッテリーが消耗していないので、もしかしたら最初のGPS補足にバッテリーを使っているのでは? と推測しています。

ただフルマラソンであれば、制限時間8時間の大会でも、MAXまで充電しておけば切れることはないでしょう。

ウルトラマラソンになると、さすがにタイムによっては厳しいかもしれません。

ウルトラやロングトレイルをされる方は、やはりForeAthlete 945をおすすめします。

音楽再生については、45分で25%のバッテリーの消耗でした。

フルマラソンのレースで音楽を聞きながらというわけにはいかなそうです。

ロング走も少し怪しい気がするので、電源が落ちるリスクを考えると、途中で音楽を止めるか途中から音楽を入れた方がよさそうです。

ForeAhtlete 645 musicのディスプレイ周り

ディスプレイの強度ですが、3年間使っていて何度も地面に落としたことがありますが、ヒビ一つ入ったことがありません。

傷がつくのは、もっぱら側面のベゼルです。

 

こんな感じで、ベゼルにキズがたくさん入りました。

3年間使った実物がこちらです。

ちょっと光っていて見にくいかもしれませんが、やはりベゼル全体にキズが目立ちます。

しかし3年間毎日使ってこの程度なので、全然許容範囲だとは思います。

ForeAhtlete 645 music その他スペック

防水機能については通常使っている分には全く心配ありません。

走り終わって装着したまま銭湯とか平気で行ってました。

内蔵メモリについてはアクティビティ200時間分と書いてありますが、ガーミンコネクトに連携してしまえば問題ありません。

めちゃくちゃわかりやすいガーミンコネクトの使い方マニュアル、作ってみました

ガーミンForeAhtlete 645 musicの機能レビュー

 

ForeAhtlete 645 musicの特徴的な機能は下記の5点です。

ForeAhtlete 645 music
  • 音楽再生機能
  • 光学式心拍計
  • ランニングダイナミクス
  • カスタムウォッチフェイス
  • 残念だったGarminPay

音楽再生機能

ガーミンforeathlete645音楽再生画面
出典:Amazon

なんといっても ForeAhtlete 645 musicの一番の売りはその名の通り音楽再生機能です。

音楽配信サービスと契約していれば、最大500曲の音楽がForeAthlete本体に保存可能です。

本体に音楽を保存できたら、後はForeAthleteにワイヤレスイヤホンを接続するだけで音楽を聞くことができます。

2021年現在、連携可能な音楽配信サービスは以下の5サービスとなっております。

連携可能な音楽配信サービス
  • Amazon music
  • LINE MUSIC
  • AWA
  • KKBOX
  • SPOTIFY

今までランニング中に音楽を聞くには、

  • スマホを持ち歩く
  • ipod系のデバイスを持ち歩く

このどちらかをしないと聞くことができませんでした。

このガーミン ForeAthlete 645 music の登場で、音楽を聴きながら走る快適度が一気に上がりました。

スマホやipodに有線イヤホンで接続していた時は、

  • 腕振りの際にイヤホンの線が当たる
  • 走るたびにイヤホンの線がパンパン跳ねて体に当たる
  • 帰宅ランの時にリュックのひもと絡む

こんなことがたくさんあってストレスでしたが、ForeAhtlete 645 musicの登場でそういったストレスから完全に開放されました。

これは音楽を聴きながら走るランナーにとって、本当に革命的な進化だと思いました。

ForeAthlete 645 music を買った当初は安いワイヤレスイヤホンを使っていたため、Bluetooth の不調なのか腕を振った時に音が途切れることがよくありましたが、Air Podsに変えたところそういった事象が一切なくなりました。

ただPCの操作が苦手な方には音楽配信サービスとの同期が難しく、手間どった方も非常に多かったと思います。

このブログでは、下記の記事でAmazonMusicとForeAhtlete 645 musicの連携方法について詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。

光学式心拍計

2021現在ではスマートウォッチや活動量計の普及で当たり前になった光学式心拍計ですが、発売当時はまだ搭載モデルが少なく、ForeAhtlete 645 musicの1つの目玉機能でした。

チェストベルト式の心拍計ほどの正確性は無いですが、毎回光学式の心拍計を装着して練習してログがたまっていけば、

  • その日の体調の良し悪しを見極める
  • 練習の強度を決める

上記のようなおおまかな基準を測るには有効であると感じました。

 

光学式心拍計のネガティブ派の意見としては

  • チェストベルト程の信頼性がない
  • 日によって数値にばらつきがある
  • 電池の消耗が激しい

という意見が上がっていました。

確かに、正確な心拍数が必要なサブスリーランナーや国際ランナーにとっては、光学式心拍計では物足りないこともあるかもしれません。

ですがファンランナーにとって、毎日のジョギング時のログとして測る分には、それほど問題はないように感じています

私もサブスリーランナーのはしくれですが、この光学式心拍計で十分だと思っています。

ForeAhtlete 645 musicを購入してから、チェストベルト式の心拍計をすることがなくなりました。

また運動していない時のライフログを取る機能としても優秀で、寝ている時もつけておけば安静時心拍がわかるようになり、体調管理にも役立ちます。

ランニングダイナミクス機能

foreathlete645musicの
出典:Garmin

続いてのランニングダイナミクス機能は、ランニングエコノミーを測ることができる、優れた分析ツールです。

別売りのランニングダイナミクスポッドを購入し、装着して走るだけで、

  • ピッチ(1分当たりの歩数)
  • 接地時間
  • 接地バランス
  • ストライド幅
  • 上下動
  • 上下動比

以上の6点を分析できます。

このログがある程度たまったところで分析してみると、自分のランニングの特徴がとてもよくわかり、改善を試みることができます。

例えば接地バランスで左右差がかなりあるなら、弱い方の足を鍛えることでランニングエコノミーを改善することができます。

改善した結果をさらに分析することで、ランニングフォームのPDCAを回すことができるとても優れた分析機能です。

この分析をするのに必要なのが、ランニングダイナミクスポッドです。

 

これをランニングパンツなどの腰の部分に付けて走ることにより、計測ができるようになります。

ですが、このランニングダイナミクスポッド、かなり紛失しやすいんです。

基本的にフックの強度がしっかりしているので、きちんとランニングパンツ等に装着した状態であれば、ランニング中に落ちることはまずないです。

紛失するケースとしては

  • 装着したまま着替えをする
  • 一度外してポケットにしまう
  • つけっぱなしで洗濯をしてしまう

このような時に紛失するケースが多いようです(3番目は紛失というより故障ですが…)

私もレースが終わってポッドを一度ポケットに入れ、それをすっかり忘れたまま着替えをしていて、帰宅後に紛失したことに気付きました。

紛失防止の工夫として、紐やチェーンでポッドを括り付け、からだのどこかにクリップやフックで留めたりすることで対策をしているようです。

カスタムウォッチフェイス

ForeAthleteを含むガーミンデバイスは、ウォッチフェイスを自由にCoonectIQアプリからダウンロードしてカスタムすることができます。

 

 

 

アナログウォッチ風や、ちょっとかわいい系のウォッチフェイスもたくさんあります。

コネクトIQアプリをダウンロードすると、インストールできるウォッチフェイスを見つけることができます。

ここからダウンロードできますので、使ってみてください。

Garmin Connect IQ™

Garmin Connect IQ™

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残念だったGarmin Pay

ガーミンペイ画像

 

正直に言わせていただくと、Garmin Payはとても残念な機能でした…

Garmin Payとは、VISAのデビットカードをガーミンデバイスにインストールして、非接触式での支払いができる機能です。

残念ポイントとして以下の3点をあげさせてもらいます。

  • Visaのタッチ決済が使える店が少ない
  • ジャパネット・三菱UFJ銀行のいずれかのVISAデビットカードを入手する必要がある
  • ガーミンペイを実際に使用する際の店員への説明が面倒くさい

かくいう私も登録すらしておりません… デビットカードを作る手間と、使用する際の店員への説明を考えただけで私はあきらめてしまいました。

2021年現在の最新機種は、次々とSuicaに対応し始めました。

ForeAthleteでも、新作のForeAthlete745は念願のSuica対応となりました。

正直、もうGarmin Payは次の世代から非搭載になっていくと思います。

ガーミンForeAhtlete 645 musicを買ってよかったポイント2つ

普段の生活に溶け込む見た目

645以外のforeathleteシリーズは、「いかにもランニングをしています」という見た目がどうしても拭えませんでした。

ForeAhtlete 645 musicは、メタリックのスタイリッシュなベゼルのお陰で、普段の生活の中に取り入れても、さりげないお洒落を演出してくれます。

カジュアルな服装でもフォーマルな服装でも、ベルトとウォッチフェイスを変えることにより簡単に合わせることができます。

もちろん、勝負のマラソンレースの時にテンションが上がるような目立つベルトにも交換できます。

 

カジュアルな服装と合わせるforeathlete645

カジュアルな格好に合わせるときは、ウォッチフェイスも遊び心ある見た目に変えて、カジュアルなベルトに変えることで、オシャレなイメージになりますね。

 

ビジネスやフォーマルに合わせたforeathlete645

ビジネスシーンやフォーマルな服装にも、皮ベルト&アナログウォッチフェイスで無難に対応できます。

  

レースの時は思いっきり目立つカラーで人目を引いちゃいましょう!

foreathlete645のレース仕様ウォッチフェイス

 

ForeAhtlete 645 musicのベルト交換はとても簡単です。

裏面のベルトの金具を上下に引っ張ると、簡単に取り外しができるようになっています。

金具の出っ張りを上下に引くと簡単に外れる
簡単に取り外せます。取付けも同じ手順の逆をすることで簡単に取付けできます

ForeAhtlete 645 musicの交換ベルトは、その他のガーミンデバイスと共通したものを使うことができます。

 

ForeAhtlete 645 music に対応したクイックリリースベルトは20ミリのものなので、太さだけ間違えないようにしましょう。

上記はガーミン純正のベルトですが、サードパーティー製の廉価版も多数売られています。

 

お好みと予算に合わせてチョイスしてください。

ちなみに私は常にガーミン純正の物を使用していますが、

  • 月間走行距離300km
  • 平日は出勤から帰宅までつけっぱなし

という使用環境で約18ヶ月持ちました。

18カ月経過したところで、ベルト自体が壊れたわけではなく、ベルトループがパチンと切れてしまいました。

ですので、ベルトの寿命はベルトループの寿命だと覚えていただき、ループに負荷を掛けないような使い方をしてもらえれば長持ちするかと思います。

通知機能はやっぱり便利

仕事中や移動中にLINEやメール、Twitterの通知など来ても見られませんよね。

LINE や Twitter なら問題ありませんが、下記のように電車の遅れなどが通知されると、通知を見逃すことなくその後の対処ができますよね。

foreathlete645musicの通知画面
電車の遅れなどがスマホを見なくてもわかるのは嬉しい

この機能のおかげで、仕事中にわざわざカバンからスマホを出したりする、という動作が少なくなりました。

ForeAhtlete 645 musicは狭間世代の優等生

ForeAhtlete 645 musicは、人気機種 ForeAthlete 245と最新機種 ForeAthlete 745に比べて、あまり人気がありません。

2020年10月に発売されたSuica 搭載の最新モデル、ForeAthlete745に今後は人気が集まるでしょう。

SuicaやGarmin Payが必要ない方にとっては、今後もForeAthlete245が人気の中心となっていくと思います。

人気機種に挟まれたForeAhtlete 645 musicは、人気がないぶん価格が下がっていくことが予想されます。

ForeAthlete245やForeAthlete745のような、スポーツライクな見た目のガーミンよりも、fenixなどの普段使いに対応したモデルが好みであれば、ForeAthlete 645はおすすめできる機種だと思います。

ForeAhtlete 645 musicは、人気機種 foreAthlete 245と最新機種 foreAthlete 745の狭間に生まれた、隠れ優等生だと私は思います。

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