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- ガーミン745の特徴・スペック
- ガーミン245との比較
- ガーミン745を実際使った感想
- ガーミン745をおすすめするランナーのタイプ
- ガーミン745のランナーからの口コミ
ガーミンForeAthlete愛用ランナーが待ちに待っていた、Suica搭載のForeAthlete745(以下ガーミン745)が2020年10月に発売されました。
ガーミン745は音楽も本体に取り込めるため、Suica機能との組み合わせは究極の手ぶらランニングを可能にしてくれたといってもいいでしょう。
普段のジョギングも、電車移動で運動公園や陸上競技場に出かける時も、ガーミン745だけ持っていけばOKなんです。
ガーミン745があれば、
- スマホもいらない
- カードもいらない
- 小銭もいらない。
こんな便利なことってないですよね。
この記事では、そんな究極のランニングウォッチであるガーミン745を徹底的にレビューします。
同時によく比較されるガーミン245との比較も詳しく解説していきます。
ガーミンン745に対するランナーの口コミも紹介しますので、ぜひ最後まで読んでくださいね。
ガーミン745レビュー①
ガーミン745のスペック
まずはガーミン745のスペックを簡単に表にまとめました。
項目 | スペック |
---|---|
価格(定価) | 49,280円(税込) |
発売日 | 2020年10月 |
重さ | 47g |
稼働時間 | スマートウォッチモード:約7日間 GPSモード:約16時間 GPS+音楽:約6時間 |
音楽保存曲数 | 500曲 |
ベルトカラー展開 | 4色 |
Suica対応+音楽再生機能が標準で付いているため、価格はガーミン245に比べてかなり高い設定になっています。
稼働時間や音楽保存曲数については2021年現在現行で発売されているモデルと大きな差はありません。
ガーミン745レビュー②
ガーミン745の特徴
なんといってもSuica機能
なんといってもガーミン745はSuica機能が一番の特徴です。
簡単な設定を行えばすぐにSuicaが使えるようになります。
ラピッドパスカード対応が可能
ラピッドパスカードとは
支払いを行う際にガーミンの操作なしで決済を行うことができる仕組みのこと。
ガーミン745を決済端末に近づけるだけで簡単に決済をすることができる。
ガーミンを一切いじることなく支払いが可能です。
買い物で両手がふさがっている時や、ランニング時の水分補給の際に素早く支払いをすることができるため、大変便利な機能です。
もちろんセキュリティ上好ましくないと思えば、パスコードを入力しないと使えないような設定も可能です。
チャージも簡単
画像のようにSuicaの残高が残り少なくなってきたらチャージをすることができます。
チャージ方法は、Googleペイの登録を済ませておけばチャージボタンを押すだけなのでとても簡単です。
音楽再生がガーミンだけで可能
この機能は他のガーミンにもありますが、ガーミン245や645のようにMusicタイプを購入する必要がなく、ガーミン745では標準の機能として利用できます。
音楽配信サービスと契約していれば、最大500曲の音楽がガーミン745本体に保存可能です。
2021年5月現在、連携可能な音楽配信サービスは以下の通りです。
- Amazon music
- LINE MUSIC
- AWA
- KKBOX
- SPOTIFY
わたしはAmazon Music Unlimitedを利用しています。
ガーミンとAmazonMusicの連携方法については、【同期方法を優しく解説】 GarminでAmazonMusicを聞こう!という記事で詳しく解説していますので、そちらを参考にしていただければと思います。
ガーミン745レビュー③
ガーミン745の使い方(Suicaの設定・使い方)と感想
ここではガーミン745を4カ月間使った感想と、Suica機能の設定方法と使い方について紹介していきます。
Suicaの設定方法
事前準備
設定の前に事前に用意するものがあります。
- ガーミンコネクトをインストールしたスマートフォン
- Googleアカウント
- 決済するクレジットカード
- ガーミンのパスコードとして使う4桁の暗証番号
まずはこの4つを用意しましょう。
ガーミン745を買われた方でガーミンデバイスを購入するのが初めての方は、まずはガーミンコネクトのインストールをしてください。
Garmin Connect™
Garmin無料posted withアプリーチ
>ガーミンコネクトの使い方をとことんわかりやすく説明したマニュアル記事はこちら
Androidスマホをお使いの方は既に登録されていると思いますが、iPhoneユーザでGoogleアカウントの登録がまだの方は、こちらから登録をしておいてください。
設定方法
1.スマートフォンのガーミンコネクトを起動し、画面上の時計マークをタップする。
2.「Garmin Pay」をタップし、さらに「はじめに」をタップします。
3.今回Suicaを使うデバイスをタップして、さらに事前に決めておいた4桁のパスコードを入力します。
※初回接続時は下記の画像のようにエラーになる可能性があります。
その場合は、ガーミン745を再起動することで解消され745
ガーミン745の再起動方法は
- 電源ボタン長押し⇒電源ボタン
で可能です。
参考までに、ガーミン745での動作を動画に取ってありますので、参考にしてください。
左上のボタンが、電源ボタンです。
4.交通系ICカードを選択、さらに「Suica」を選択する。
5.Suicaの利用案内が次々とでてくるので、「次へ」⇒「続行」⇒「続行」と先へ進める。
6.続いてSuica情報の登録を行います。必要事項を記入して、「次へ」をタップ。
7.最初にチャージする金額を、「1,000~5,000円」の間で設定し、「Google Pay」で支払うをタップ。
8.Googleペイの登録に移るので、事前に登録したGoogleアカウントでログインします。(Androidの方はこの画面が出ないかもしれません)
Googleアカウントの登録がまだの方は、Googleアカウントの登録をこちらから行なってください。
9.事前に用意したクレジットカードの情報、住所を入力し、「続行」をタップ。
10.「ダウンロードの準備完了」の画面が出てくればOKです。そのまま「OK」ボタンを押し、デバイスにSuicaをダウンロードしましょう。
11.初期設定は以上で終了ですが、初期設定ではパスコードを使用しない「ラピッドパスカード」に設定されています。
セキュリティ面で不安な方は、パスコードを使用する方式に変更してください。
さらに詳細なSuicaの設定については、【丁寧すぎる】 ガーミンのSuica設定を優しく解説 対応機種や定期についてもという記事でかなり細かく解説していますので、そちらを参考にしてください。
実際にSuicaを使ってみた
ガーミン745を設定した後、早速近所の自動販売機でジュースを買ってみました。
ラピッドパスカードに設定しておけば、ランニングの給水時も慌てることなく使うことができそうです。
マラソン大会で公共交通機関を使った移動が必要な場合もSuicaさえあれば移動できますので、貴重品を持ち歩く必要がなくなります。
安心して大会に出場することもできますし、荷物も少なくなります。
まさにランナーにとってガーミン745は最強のガジェットと呼んでいいでしょう。
4カ月間ガーミン745を使ってみた感想
4カ月間付けた感想としては、
24時間付けていたいスマートウォッチ
というのが正直な感想です。
ランニング時はもちろんのこと、普段からつけておけば何かあった時にSuicaがあれば安心ですよね。
また、寝るときも付けておくことでさまざまなライフログを取ることができます。
- ボディバッテリー
- 血中酸素
- 呼吸数
上記のような面白いライフログがあるので紹介します。
Body Battery
ボディバッテリーとは
・カラダのエネルギーゲージのことを指す
・カラダに蓄えられたエネルギーを測定
・高い値は、1日の始まりやアクティビティを開始する時に最適
・値が低くなるのは、きついワークアウトの後
カラダにどれだけエネルギーが蓄えられているかを時系列でグラフにしてくれる、とてもおもしろいライフログです。
数値の決定には、
- 心拍数の変位
- ストレス
- 睡眠の質
- アクティビティの強度
これらを計算根拠に決定しています。
ではさっそくBody Batteryを確認してみましょう
1.ガーミンコネクトホーム画面「詳細」から、「健康情報の統計」をタップ、さらに「Body Battery」をタップします。
2.2021年3月14日を例にとりました。この日は8時までよく寝たので、バッテリーがフル充電されています。
名古屋ウィメンズマラソンを午前中に見てから、興奮してランニングに出かけたので(笑)、一気に放電しています…
3.次の日のグラフです。この日は在宅勤務だったので、急激な消費はありませんでした。
お昼と3時のおやつで休憩した時に、少しバッテリーが充電されているのをみると、休憩は大事なんだなと改めて思います。
4.1週間のボディバッテリーの増減を確認することもできます。
疲れがたまっていたらここで確認して、体調管理に役立てることができそうですね。
血中酸素トラッキング
血中酸素とは
血液中の酸素量のことを指し、95%以上が正常と言われています。
カラダに異変があったり体調不良になると数値が下がることから、病院では入院患者の体調管理などで使われています。
自分の体調の良し悪しを判断する目安の一つになる数値です。
ガーミンでは簡易的にこの数値をトラッキングすることができます。
もちろんこの数値が全てではないので鵜呑みにしてはいけませんが、少し疲れている時にこの数値を見て数値が低かったら、ランニングのペースを落としたりする目安にはなると思います。
わたしも一度基準値よりも下がったことがあったので、ランニングをやめて休息日にしたことがあります。
呼吸数
1分間に行った呼吸の数をモニタリングしてくれる機能です。
現在の呼吸数が表示されます。
また、睡眠時もガーミンを付けておくことで、睡眠時の呼吸数もモニタリングしてくれます。
こちらも体調管理のモニタリングとして活躍してくれそうな機能です。
ガーミン745レビュー④
ガーミン745とガーミン245の比較
ここではガーミン745とよく比較されることが多い、ガーミン245との比較を行います。
スペック比較
上記の画像、どちらがガーミン745かわかりますか?
正直わたしもパッと見せられたらどちらかわかりません。
それくらいガーミン745とガーミン245の見た目はとてもよく似ています。
見た目も似ていますが、数値のスペックもよく似ていますので、簡単に表でまとめました。
ガーミン745 | ガーミン245 Music | |
---|---|---|
定価格(税込み) | 49,280円 | 43,780円 |
重さ | 47g | 38.5g |
ディスプレイサイズ | 1.2インチ | 1.2インチ |
レンズ素材 | ゴリラガラス | ゴリラガラス |
稼働時間 | スマートウォッチモード:約7日間 GPSモード:約16時間 GPS+音楽:約6時間 | スマートウォッチモード:約7日間 GPSモード:約22時間 GPS+音楽:約6時間 |
音楽保存曲数 | 500曲 | 500曲 |
違うのは価格と重量、GPSモードの稼働時間です。
わたしの奥さんが245Musicを使っているので、何度か比較のためにガーミン245でランニングをしてみましたが、正直重さの違いはあまり感じませんでした。
ランニング機能比較
続いてランニングの機能比較ですが、こちらも目立った機能差はありません。
ガーミン745にだけある機能としては、おすすめワークアウトです。
自分のトレーニング状況に応じてガーミンが効果的なトレーニングを提案してくれるというもの。
ちなみにわたしは一度も使用をしたことがありません…
提案してくれるメニューは悪いものではないのですが、急に走り出すときに提案されても困ってしまうのが本音です。
その他の機能比較
ガーミン745には優れたセンサーが多数搭載されています。
- 気温
- 気圧高度計
- コンパス
- ジャイロセンサー
これらのセンサーは平地でのランニングでは効果を発揮しませんが、トレイルランニングをする方にはとても効果的な機能となっています。
上記のセンサーはガーミン245には搭載されていません。
ガーミン745とガーミン245比較まとめ
- ガーミン745が優れている点
-
- Suica機能
- 気圧や気温など充実したセンサー群
- ガーミン245が優れている点
-
- GPSモードの稼働時間が745に比べ6時間多い(22時間)
上記以外の差はほとんどなく、やはりSuica機能の要・不要が購入を考える際の目安になるでしょう。
ガーミン745レビュー⑤
ランナーからの評価・口コミ
ガーミン745のランナーや専門家からの評価や口コミを紹介していきます。
Twitterでの評価・口コミ
当たり前と言えば当たり前なのですが、GPS自体に優劣はないので、計測結果は同じになりますよね。
トレイルランナーには特にガーミン745はおすすめです。バッテリー性能も割といいようですね!
Youtubeでの評価・口コミ
シンガーソングランナー【Sui】さんのレビュー
- インターバルのワークアウト設定ができる
- 距離・回数・ペースと決められるので、回数間違いやラップの取り忘れも防げる
- インターバルの距離表示がカウントダウン表記なので嬉しい
- ガーミンからスマホを探す機能が嬉しい
- 音楽とSuicaに対応したので手ぶらでランニングができるようになった
この動画はヤッソ800というインターバル走をしながらのレビューでした。
ガーミン745のワークアウト機能は、インターバルなどの高強度な練習を1人で行うのにもってこいです。
あらかじめワークアウトを設定しておけば、スタートするだけでインターバルのつなぎのジョグの時間や本数などの管理も全てガーミンが行ってくれます。
後はやはりSuicaですね。
Suiさんも買い物がある時はスマホを持ってランニングすることが多かったらしいのですが、ガーミン745が手に入ったことで手ぶらでランニングができるようになったようです。
理学療法士ランナーのレビュー
- もともとキャッシュレス派だったけど、まさかスマホまでいらなくなるとは…
- 筋トレモードがかなり使える。腕の動きに合わせてちゃんとカウントしてくれる
- アラームが便利。子供を起こさないようにバイブでアラームを設定できるのはすごい
- インターバル走に使ってみると、休息終わりの5秒前にカウントしてくれるので切り替えがしやすい
わたしもキャッシュレス派なのですが、この方のおっしゃる通り、普段のちょっとした買い物であればスマホを持ち歩く必要すら無くなってしまったんですよね。
近くのコンビニで子供のおやつや飲み物を買いに行くときは、本当にスマホを置いて買いに行っています。
筋トレモードは完全に見逃していました。
この動画を見終わった後に早速腕立てをしてみたところ、入力していないのにちゃんと「腕立て」というアクティビティとして認識されていました。
そしてアラーム機能はわたしも使っています。
わたしの家族はいくら音で目覚ましをしても起きないので(笑)バイブにはしていないのですが、腕にしているので止めるのが非常に楽でとても便利です。
ガーミン745レビュー⑥
ガーミン745はこんな方におすすめ
- 普段からキャッシュレス派
- 電車移動をして練習会等に参加する
- 平地もトレイルも両方走るランナー
普段からキャッシュレス派
わたしのように普段からお財布を持ち歩かない方は、ガーミン745との相性がものすごくいいです。
わたしは実はお財布そのものを持っていません。必要ないからです。
クレジットカードもポイントカードもアプリになりましたし、なによりもう小銭って使いますか?
わたしはもう小銭を使わないと支払いができないようなお店には極力いかないようにしています。
お金を触るのってそもそも衛生的にもよくないですしね。
こんなわたしの考え方に賛同いただけるような方は、間違いなくガーミン745がおすすめできますので、ぜひお買い求めください。
電車移動をして練習会に参加する方
練習会だけでなく、一人でどこか運動公園などに行って練習をされる方や、大会にたくさん参加される方もあてはまります。
今まではお財布やカードを持ち歩かないといけなかったので、どこかに貴重品を預ける必要がありましたよね。
初めていく会場や運動公園だと、ロッカーの有無や空き状況を事前に確認する必要があったと思います。
このガーミン745のおかげで、そういった貴重品を預けるストレスから解放されるんです!
貴重品を頻繁にロッカーに預けていた方には、ガーミン745は強烈におすすめです。
平地もトレイルも走るランナー
ガーミン745は多様なセンサーがついていて、
- 気圧計
- コンパス
- 温度計
- ジャイロスコープ
このようにトレイルを走るランナーにも対応しています。
当然トレイル専門に走る方はEnduroというトレイルに特化したモデルがありますが、平地もトレイルも両方走りたい欲張りランナーにはガーミン745がおすすめです。
- Suicaに対応しているので給水もしやすい
- センサーが豊富
- GPSモードも16時間稼働できる
トレイル特化モデルよりお手頃に購入できて、かつ平地のランニングも問題なし。
トレイルも走るランナーにはガーミン745をおすすめします。
ガーミン745レビューまとめ
ガーミン745は、初めてランニングウォッチを買おうとしている方にもおすすめのランニングウォッチです。
ランニングの基本機能やSuica機能はもちろんのこと、スマホを持つことなく音楽を聴くこともできますし、普段の生活のライフログをモニタリングして健康増進もできます。
ガーミンを持つことであなたの生活がきっと豊かになると思うので、みなさんも究極の手ぶらランニングを経験されてみてはいかがでしょうか?
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